施工事例

設計者の想いを、現場で丁寧にかたちへ ― カフェ新築・内装工事 施工の様子 ―

今回ご紹介するのは、
祐建築設計事務所様が設計を手がけ、
同事務所代表である 岡崎先生 がオーナーを務めるカフェの施工風景です。

設計事務所が関わるカフェということもあり、
今回の現場では「空間そのものが設計思想を語る」ことを大切にしながら、
一つひとつの工程を丁寧に進めていきました。

スケルトンから始まる、空間づくりの第一歩

工事は、スケルトン状態からのスタート。
天井・壁・床すべてが露わになった空間で、
構造や設備の位置、将来的な使い方を見据えながら施工を進めていきます。

この段階では、

●柱や梁をどのように見せるか

●天井高さをどう活かすか

●配線・配管をどこに通すか

といった、完成後には見えなくなる重要な要素を
設計図と照らし合わせながら慎重に確認していきます。

建築の“土台”となる工程だからこそ、
細部まで妥協せず、正確さと美しさを両立させることを意識しています。

空間の印象を決める、カウンター造作

現場の中心となるのが、カフェの象徴ともいえるカウンター。
無垢材を使用した天板は、素材の表情を活かしながら、
高さ・奥行き・立ち上がりの納まりまで細かく調整しています。

特に印象的だったのは、
「使われるシーン」を丁寧に想像した寸法設計。

カフェとしてのオペレーションだけでなく、
打ち合わせの場としても活用できるよう、
圧迫感のないスケール感が意識されています。

設計者の意図を汲み取りながら、
現場で最適なかたちを探っていく工程は、
まさに設計と施工が一体となった時間でした。

天井・設備工事|見えない部分こそ丁寧に

天井内部には、空調設備や照明、各種配線が組み込まれています。
デザイン性を損なわないよう配慮しつつ、
将来的なメンテナンスや変更にも対応できるよう、
点検口や配線ルートを計画的に施工しました。

「隠す部分」と「見せる部分」を明確に分けることで、
完成後の空間に、すっきりとした印象と機能性を両立させています。

造作家具・棚に込められた“余白”の考え方

壁面収納や造作棚についても、
あえて作り込みすぎず、余白を残す設計が採用されています。

これは、カフェとしての使い方と打ち合わせや展示

どちらにも柔軟に対応できる空間とするためです。
完成形を固定せず、
使いながら空間が育っていくことを前提とした設えが印象的です。

設計と施工が近い現場だからこそ生まれる質感

今回の現場で特に感じたのは、
設計者と施工側の距離が非常に近いこと。

図面通りにつくるだけでなく、
「この空間にとって本当に心地よいか」を基準に、
岡崎先生と確認を重ねながら微調整を行ってきました。

その積み重ねが、
写真からも伝わる柔らかな空気感や、
居心地の良さにつながっていると感じています。

次回は、完成後の空間とカフェとしての魅力をご紹介

次回の施工BLOGでは、
完成後の空間や、実際にカフェとして使われる様子、
そして様々な打ち合わせとしても活用できる場所としての魅力をご紹介予定です。

建築や設計に興味のある方はもちろん、
空間そのものを楽しめるカフェを探している方にも、
ぜひご覧いただきたい事例です。

完成編も、どうぞお楽しみに。

レグノック
大阪府堺市中区東八田113-5
営業時間:9時00分~18時00分
メール:noguchi@legnok.email
URL:https://legnok.jp

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